【コラム】歯ぎしり・食いしばり…あなたは大丈夫ですか?
[2025.08.20]
歯医者さんで歯ぎしり、食いしばりを指摘されたことはないですか?自分では自覚もなく、家族にも分からなかったことが歯医者さんではなぜわかったのでしょうか?
それは舌や粘膜に歯の跡がくっきりついていたり、歯がすり減っていたり、欠けていたりと様々な痕跡が口の中にあったからです。
歯ぎしり、食いしばりは無意識に行うので気付かない方がほとんどです。日中の場合と睡眠中の場合がありますが、睡眠中は歯や顎を守ろうとする防御機能が働きにくく、強い場合は体重の2倍ほどの力が加わります。その上、無意識に行われるために自分で止めることが出来ません。習慣的に強い力で歯ぎしりをすると歯が異常に摩耗したり、エナメル質が欠け神経がむき出しになることもあります。そのため刺激が伝わりやすくなり知覚過敏になります。さらには細菌が侵入しやすくなり虫歯のリスクも高まります。
様々な悪影響を及ぼす歯ぎしりですが、ご自分の意思で止めることはできませんので、歯科医院で歯を守るためのマウスピースを作ることをお薦めします。