後期高齢者歯科検診~お口の元気を守りましょう~
最近、「咬むのが大変」「むせる」などが増えていませんか?
年を重ねると、足腰と同じように『お口のはたらき』も少しずつ弱っていきます。
「しっかり噛めなくなった気がする」
「話すときに、うまく言葉が出てこないことがある」
そんな変化を感じている方は、もしかするとお口の機能が少しずつ弱ってきているのかもしれません。
このような嚙む力、飲み込む力、うまく話す力、が少しずつ低下していく状態を、「口腔機能低下症」と呼んでいます。
これは、早く気づいて対策を始めることで、衰えを防ぐことが可能です。
お口のはたらきが弱くなると、
・食事がとりにくくなって、体重が減る
・飲み込みにくくなって、肺炎を起こしやすくなる
・人と話すのが面倒になって、気持ちがふさぎ込む
といったような体や心にも影響が出てしまうことがあります。
お口の元気を保つために、家でできる簡単な体操をやってみましょう。
●一口につき20~30回を目安にゆっくり噛んで食べる
●口角をあげてにっこり笑う、笑顔の練習も良いお口の運動になります
●パタカラ体操で「パ・タ・カ・ラ」とはっきり声に出して言うことで舌や頬っぺたの筋肉が元気になります。
お口の元気は、"いのちの元気" につながっています。
食べること、話すこと、笑うこと。毎日が楽しくなるのは、元気なお口があってこそです。これからもご自身のペースで、できることから少しずつ始めていきましょう。
当院では、大阪府後期高齢者医療広域連合の歯科検診、実施医院として、「お口の元気」や「飲み込む力」などを1年に1度、無料でチェックすることが出来ます。
対象者は大阪府後期高齢者医療保険加入の方となり、大阪府外の方はお住まいの都道府県の歯科医院にて受けることが可能です。
1年に1度、この無料検診でお口の元気チェックを行いましょう。
≪お願い≫定期的なメンテナンスと同時に後期高齢者検診をご希望の場合は、ご予約の際に『後期高齢者検診も同時に希望』とお伝えください。